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紙のボタン

ボタンは洋服の備品として洋服の一部を構成するものであると同時にそれ単体で1つのプロダクトでもある。ボタン1つの存在価値を改めて認識させるようなものになってほしいという考えから、ブランドを立ち上げて最初にデザインしたのが紙のボタンです。柄や洋服のデザインには流行がある。そういったものとは一線を画す、ある種の工業製品のようなプロダクトデザインとして、紙のボタンをデザインしています。

 

素材

ミントデザインズのボタンはバルカナイズドファイバーという紙の繊維を圧縮させた素材を使用。トランクや照明器具などにも使われる素材です。長時間水につけると柔らかくなり、乾燥させると硬くなります。自然に角がすれて経年変化していく所も味のあるデザインとして魅力的です。「プロダクトデザインとしての衣類」を目指すミントデザインズとして、紙のボタンはその出発点でもあります。現在はミントデザインズのトレードマークとなっています。

First Collection

デザイナーの二人が、昔から服のボタン好きで、アンティークのボタンをよく集めていました。その頃からふざけてボタンを紙で作ったりしていましたが、特殊な素材との出会いから本格的に紙のボタン制作へ。画像は初めての展示会の一コマ。紙のボタンにこだわり抜いたため、シーチング(仮縫いの時に使う生地)にプリントをして紙のボタンを付けるという3つのシンプルな手法だけに絞ったのが最初のコレクションでした。

ボタンカード

ブランド設立初期のコレクションのインビテーションカードはボタンカードを使用していました。左から一番最初のインビテーションカード。生まれたばかりの白のボタンをあしらったカード。右はカラフルなボタンのシリーズ。

様々なボタン

真っ黒なボタンのシリーズや、大小で表情が異なるコートボタンとシャツボタン、ボタンに色鮮やかなグラフィックをプリントしたものも。

紙のプロダクトとして

神保町に店を構える紙の専門商社“竹尾”。ここで発行されているニュースレター“PAPER'S”に掲載されました。「PAPER'S 2002 Spring No.6」より。

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